特別研究員

久しぶりに学振のHPをみたら海外学振の募集が出ていたので

一昨年と昨年のことを思い出して少しだけ経験を書いてみようと思った


自分は学振DC1を博士課程でもらって

何も考えずにPDを出してしまったがために

面接からの補欠で期待だけを膨らませて待つという経験をした

ちょうど政権交代のおかげで予算が決まらず面接結果が出なくて

1月末まで待っての補欠で、補欠繰り上げ発表が2月末という苦しい思いをした

結局は不採用で、幸いにもLabが大きいお金を取っていたから

そのまま特任助教で雇ってくれて今に至るけど

かなりストレスのたまる毎日だった

いまも結果を待っている人がいるかと思うといたたまれない


その後は一昨年に海外学振に出して面接からの補欠になり不採用

昨年度に再度出して一発採用をいただいた


書類は全部短期間で作っていたけど面接-補欠と一発採用のときと

何が大きく違っていたかというと

一番は申請領域だと思う


PDのときと最初の海外学振のときは同じ領域に出していたけど

今考えると私の研究領域はパワーが弱いのでは厳しかったかもしれない

基礎研究の人たちと戦うのは論文のインパクトファクターや

テーマがきついといまならわかる


当時はDCのときに通った領域だしあくまでその領域で通ることが

自分の領域の将来において重要だと勝手に思っていたけど

本気で受かりたいのであればいろんな戦略を持って採用を勝ち取らないといけない

まあ、それも今年度で通ったから言えるのかもしれないけど


私の領域は科学の世界では全然パワーがないと思う

PDと海外学振の面接で面接官の人たちは全く興味がなさそうだったし

たまにネットで面接官に知り合いの先生がいたとか書いてあったけど

そんなことは皆無だったし質問も全然関係ないことを言っていたし


だからいつか自分が審査する立場になるために

学振の実績や研究獲得をたくさんして

自分の領域で後に続く人たちの道を作っていきたい

学振の面接官で自分の領域の人を理解する人たちを少しでも増やせるようにしたい

そしたら私の領域ももっと発展するし科学として認知される日がくるかもしれない

そんな日が来ると良いなと思いつつ

少しずつ自分の研究を進めている

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